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2007.02.26

明日は別の病院で手術するために出発する。
そのことを親父と話していた。

「俺の準備した鞄はどこへやった?」

「鞄?」

「俺が明日のために準備しておいた鞄だ。」

親父は鞄なんて病室に持ってきていないし、
自分で準備などするはずもない。
それに鞄に入れるものもない。

「鞄に何を入れたの?」

「何を入れたかは忘れたが、鞄を準備したことだけは事実だ。」

親父の中では事実なのだろう。
嘘をついているとは思っていない。

「お前と話していると、はぐらかされるからお前とは話したくない。」
確かに親父の言うとおりだった。
今の俺にはそれしかできない。
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