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2007.04.05

電話

夕方、自宅に主治医から呼び出しの電話があった。
主治医によると、親父の体のむくみがひどくなる一方だが、親父は点滴を自分で抜いてしまうなど、治療に向けて本人の協力の姿勢が全くないとのことであった。
また、意識がもうろうとしはじめているらしい。
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Posted at 23:49 | 雑記 |
2007.04.06

意識不明

今朝7時すぎ、病院から電話。
看護師が朝、親父の病室に行ったら、意識不明状態だった。

急いで病室に駆けつけたところ、意識は回復していた。
しかし、自分がどんな状態なのか、意識がはっきりとしない。

体には点滴、酸素、心電図などが装着されている。

目を開けたり、話すことはできるが、寒いだの、管が邪魔だのといったことしか言わない。

お袋がつきそうことになった。

Posted at 23:53 | 雑記 |
2007.04.07

見慣れた親父

親父はベッドの上で上体を起こすことができるようになった。

点滴の管、心電図の赤と緑と黄色の線、酸素マスク、酸素濃度を測るための青い線が親父にはつながれている。

意識を失う前は全てはずされていたが、また見慣れた線だらけの親父になった。

親父は、邪魔だと言ってそれらをはずそうとする。
説明、納得するのだが、またしばらくするとはずそうとする。
そしてまた説明・・・

その繰り返しだった。
Posted at 23:58 | 雑記 |
2007.04.08

陰謀

「機械の後ろに隠しマイクがあるのはわかっている。ほかにもいろいろな機械がこの部屋にはしかけられている。」

「ここから出てくるのは催眠ガスだ。酸素などではない。」

全てが信じられない。
主治医や看護師、妻や息子達の言う言葉を何一つ信じようとしなかった。

24時間つきそっていたお袋だったが、あまりの罵声に帰ってきた。
もう2度と病室には行かないと言っている。


夜中になって病院の親父から自宅に電話がかかってきた。
私が出る。
「医者が俺をこんな体にしてしまったことはもう俺にばれてしまった。警察につきだしてもいいが、そんなことをしてもしょうがないと思うが、どう思うか?」

昼間の話の続きだった。

Posted at 17:56 | 雑記 |
2007.04.09

モルヒネ

先日、意識不明から蘇生して以来、親父は一睡もしていない。
二日以上寝ていないことになるのか。

そのためか、かなりいらついている。

主治医からモルヒネをうつことをすすめられた。

私は夕方になって親父の病室を訪れることができた。
親父はモルヒネをうったため、眠ることはできているが、
眠りっぱなしになっている。
時折、起きあがろうと上体をベッドから起こすが、
虚ろな状態のまま寝てしまう。

今日は午後9時までつきそったが、親父と話すことはできなかった。

Posted at 23:29 | 雑記 |
2007.04.10

家路(完結)

午前0時05分、携帯が鳴る。
親父の入院する病院からだった。

親父が危ない状態なので、すぐ来て欲しい。


病院に到着、病室に入ると親父は意識不明だった。
呼吸がまばらだ。
心拍数はペースメーカーどおりに打つ。



午前3時30分、一緒につきそっていた弟が仕事のため病室を出て行った。


午前3時35分、呼吸がおかしくなった。
弟の携帯に電話をして呼び戻した。






心臓が止まった。






午前3時40分、主治医がやってきて親父の死亡を宣告された。
享年67歳だった。
覚悟した時期もあったけど、ここ数日は安心しきっていた気がする。
そんな折り、突然といえば突然に感じた。











もう一度見たかったであろう我が家の風景。
もう一度見たかったであろう自分の畑。
焼酎やウィスキー、飲みたかっただろう。
いろんなものを食べたかっただろう。




自分の足で一歩一歩踏みしめることはできなかったけれど、
親父は家路についた。

あれほど帰りたがっていた我が家に。


このブログはこれでおわりだ。
Posted at 14:04 | 雑記 |
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